末石窯 「末石窯」では備前焼の伝統を守りながら、現代の流行に合わせて進化した作品を取り揃えております。

備前焼の遠赤外線効果? お米がふっくら炊ける!

 

備前焼の遠赤外線効果? お米がふっくら炊ける!

 

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昔から備前焼のかめに入れた水や酒が美味しくなる、水や米・お茶を良い状態で長く保存できるとすでにその効果は評判でした。

 

また先人たちは、備前焼に生けた花や鉢の金魚が元気になって長生きする、などのバイタル機能もよく知っていたのです。

 

最近は備前焼のグラスでビールを飲むと美味しい!ということが、テレビで紹介され興味を持った方もいますよね。そのような不思議なことには、備前焼から高い遠赤外線が検出されることが科学的に解明されて、次第に理由がわかってきました。

 

これから備前焼の遠赤外線効果について、暮らしに役立って健康にも良い例を挙げながら紹介していきます。

 

 

科学的に認められた?備前焼の遠赤外線効果

 

遠赤外線は目に見えない電磁波の一種で、人間の生命にとって有益な波長です。太陽の光で体がぽかぽか温まるのは、この遠赤外線のおかげなのです。

 

そしてなんと備前焼には大変高い数値のニューセラミックスに近い遠赤外線が認められているんです。※(財)岡山セラミックスセンターによる

 

また、備前焼が持つ遠赤外線の波動や磁場が、水の性質を変えることを物理学的に確かめられつつあります。

 

これは昔から言われている、「備前焼のかめの水が美味しく、腐りにくい」、「お酒が美味しくなる」といったことに関係ありそうですね。

 

山の岩から流れ出た天然水が、美味しくて健康に良い効果があるのと似ていることが興味深く、確かに備前焼のグラスで飲むと、ビールも口当たりがよくなって美味しくなりますよ。

 

 

備前焼を入れるとお米がふっくら炊ける?

 

岡山のお土産やインターネット通販でも手軽に購入できる、備前玉をご存知ですか?

 

これは備前焼と同じ土を丸めて焼いた、直径2cmほどの備前焼の玉ですが、炊飯器に入れて炊くとふっくら、見た目もつやつやしたお米が炊きあがるというもの。

 

備前焼は鉄分の多い土で、1200度もの高温で長い日にちをかけて焼き上げるので、遠赤外線効果を発揮するといわれています。

 

この効果を利用すれば、暮らしのいろんな場面で良いことずくめのはず。この備前玉が入っている袋には、お米がふっくら炊けるというほかにもこんな効果が載っていますので、参考にしてみてください。

 

  • 水が美味しくなる 
  • コーヒーや紅茶が美味しくなる 
  • お酒が美味しくなる 
  • お風呂に入れると体が温まる 
  • 黒豆がふっくら炊ける 
  • 花が長持ちする

 

いかがですか?
備前焼の優れた特徴を身近に感じてみたいと思ったら、まずは備前玉を使って実感してみるのもいいですね。

 

 

味噌やしょう油の熟成にも一役

 

備前焼が生産される岡山県では、備前焼の遠赤外線効果は味噌やしょう油を熟成させるためにも一役買っています。

 

たとえば、しょう油製造業者が備前焼の大甕を使って、しょう油の熱処理をしていたり、味噌の製造業者が味噌を熟成させる樽の中に、備前焼の棒を仕込んだりしています。また、化粧品の製造業者が商品の中に、なんと備前焼の玉を入れたりすることもあるそうです。

 

知らないところで、備前焼が様々な効能を発揮していることに驚かされますよね。

 

 

備前焼の実験はこんなことにも

 

これまで紹介してきましたように、備前焼が健康に良い理由を、実験から世に広めようとする取り組みが、岡山理科大学ほかで様々行われています。

 

古い備前焼の言い伝えが、どう現代の生活スタイルに適合して、どのように用いられるのか、まだまだ興味深いものがあります。備前焼のこうした遠赤外線効果が、暮らしと自然環境に有益なものだとわかれば、また新しい備前焼が生まれてくるはずですね。

 

備前焼は、心を和ます侘び寂びの芸術性だけでなく、内面には私達を励ましてくれる優れた機能を秘めていることを語りかけてくれます。

 

 

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