末石窯 「末石窯」では備前焼の伝統を守りながら、現代の流行に合わせて進化した作品を取り揃えております。

中国地方の伝統工芸品16品!特徴や制作の歴史を紹介

備前焼の皿と湯飲み

中国地方の伝統工芸品について

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古くから伝わる、伝統的な技法で作られる伝統工芸品。その中でも、法律で定められた条件を満たす工芸品は伝統的工芸品として、その地方だけではなく、全国や海外でも愛用されています。今回は、中国地方の伝統的工芸品16品について、特徴や歴史を解説します。

伝統的工芸品とは?

伝統工芸品とは、長年受け継がれている技術や技法を用いて作られた工芸品です。その中でも、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基き、経済産業大臣が認定した物は伝統的工芸品と呼ばれます。中国地方には全部で16もの伝統的工芸品があります。

岡山県の伝統的工芸品

岡山県の伝統的工芸品は「備前焼」、「勝山竹細工」の2つです。

備前焼

備前焼は、日本の六古窯のひとつとして、1000年以上もの歴史がある焼き物です。焼き物の多くは釉薬(うわぐすり)という、水の浸透を防いだり、艶を出したりするための薬品を用います。備前焼は釉薬を使用しないため、素朴ながら深みのある仕上がりになるのが特徴です。

備前焼は伝統と現代が融合する「末石窯」へどうぞ

焼き物というと、骨董や和のイメージを抱く人が多いでしょう。そのため、若い方には、なかなかなじみがないかもしれません。「末石窯」では、伝統を大切にしつつ、スマホスピーカーやビアグラス、アクセサリーなどの現代的な作品も多く取り扱っております。作品は店舗以外にも、ネットショップでも取り扱っておりますので、備前焼にご興味のある方は、ぜひ「末石窯」へお越しくださいませ。

勝山竹細工

勝山竹細工は、19世紀初頭に始まりました。江戸時代の末期には、勝山はすでに竹細工の町として有名となっていたそうです。勝山竹細工の代表作である「そうけ」は、米や農作物を入れたり、土砂を運んだりする際に重宝されました。重いものを入れても壊れないように、工夫を凝らして作られているので、現代でも十分実用性があります。

広島県の伝統的工芸品

広島の厳島神社

広島県には「熊野筆」、「広島仏壇」、「宮島細工」、「福山琴」、「川尻筆」の5つの伝統的工芸品があります。

熊野筆

熊野筆が作られている安芸郡熊野町は、なんと筆の全国シェアの8割以上を占めるという筆の名産地です。熊野では、書道に使われる筆から化粧用のメイクブラシまで、様々な種類の筆が幅広く作られており、とくにメイクブラシは品質の高さからハリウッドでも愛用されるほどです。

広島仏壇

広島仏壇は、江戸時代初期に紀州から移り住んできた仏壇に関わる職人たちの技術と、敦高(とんこう)という僧によって技法が確立しました。金箔を使った壮麗な美しさが特徴で、大正末期には全国一の生産を誇りました。しかし、第二次世界大戦の原爆により、生産地は壊滅的な被害を負うことに。それでも、出兵していたり、助かったりした職人が力を合わせて復興させて、見事復活を果たしました。

宮島細工

宮島細工は、廿日市市宮島町で作られる木工品です。江戸時代末期の厳島神社建設の際に、その技法が生まれました。宮島細工は、仕上げの際にわざと水に濡らして木目を目立たせます。そのため、美しい木目が楽しめることが特徴です。

福山琴

福山琴は、本体に施された美しい装飾が特徴的な琴です。福山琴が作られる福山は、江戸時代から藩主が歌謡や音曲を奨励していたことで、武士や町人の子女が盛んに芸事を習う土地でした。その影響で福山琴も発展したと言われています。

川尻筆

呉市の川尻町で江戸時代から作られ、高級筆として有名な川尻筆。「練り混ぜ」と呼ばれる、長さの違う毛を混ぜる高度な手法を使って作られることが特徴です。練り混ぜをすることで書き味が一定になり、繊細な筆使いに最適な筆ができるのです。川尻筆の愛用者は主に書道家ですが、画家や陶磁器の絵付け職人、漆器職人などの職人にも愛用する人は多いです。

鳥取県の伝統的工芸品

鳥取県の伝統的工芸品には、「因習和紙」、「弓浜絣(かすり)」、「出雲石灯籠」があります。

因習和紙

因習和紙は、古くは奈良時代から使われているという説もある非常に歴史が深い和紙です。なめらかな書き心地が特徴で、他の和紙に書くよりも墨の減りが少なく「因習筆切れず」と言われるほどです。

弓浜絣(かすり)

江戸時代の前期に、農家の女性たちが仕事着や晴れ着用に織り上げたのが弓浜絣です。ざっくりとした風合いや吸湿・保温性の高い点が特徴です。

出雲石灯籠

出雲石灯籠は、奈良~平安時代に始まったと言われていますが、生産が盛んとなったのは江戸時代以降です。来待石(きまちいし)と呼ばれる、粒子が細かく軟質の砂岩が原料であるため、加工しやすいことが特徴です。他にも苔が付きやすい特徴があり、庭園に早く馴染むとして古くから庭園造りには欠かせないと言われてきました。

島根県の伝統工芸品でもある

出雲石灯籠は、鳥取県だけではなく島根県でも伝統的工芸品として登録されています。なぜなら、出雲石灯籠の原材料である来待石は、鳥取県境港市と隣接する島根県松江市で産出されるからです。

島根県の伝統的工芸品

島根県の伝統的工芸品は「雲州そろばん」、「石州和紙」、「石見焼」の3つがあります。

雲州そろばん

雲州そろばんは、1830年頃、大工の村上吉五郎が作ったものが始まりと言われています。堅牢な樫の木で作った枠は非常に丈夫であり、選び抜かれた竹で作られた珠は弾くと冴えた良い音がします。

石州和紙

奈良時代から石見では、良質な「コウゾ(紙の原料)」と水質に恵まれており、和紙造りが盛んでした。石州和紙は、強靭でありながら柔らかいという特徴を持ちます。さらに保存性も高いため、絵画や書籍など以外に、地元では学校の卒業証書にも使われるほどです。

石見焼

石見焼は、江津市を中心とした石見地方で作られる陶器のことです。石見焼には「しの作り」という独特の技法があります。これは、「しの(ひも状の粘土)」を積み上げて焼く方法です。しの作りにより、ろくろでは作れないような超大型の水がめや、陶器のテーブルなどの製作が可能となりました。そして、それらの大型陶器製品は、そのまま石見焼の代名詞となったのです。

山口県の伝統的工芸品

山口県の伝統的工芸品は「萩焼」、「大内塗」、「赤間硯」の3つです。

萩焼

萩焼は17世紀の初めに、藩主の毛利輝元の命で作られ始めました。外見は淡い色味で非常にシンプルですが、質が高いと現在でも全国的にファンがいて、焼き物の中でも根強い人気を誇ります。

大内塗

大内塗は、14世紀頃に海外との交易用に作られ始めました。茶色がかった朱色に蒔絵や切箔で装飾されます。大内塗の製品は多くありますが、その中でも大内人形と呼ばれる丸い人形は、愛らしい表情と細やかな装飾で、日本だけではなく海外でも人気があります。

赤間硯

赤間硯は 宇部市の山奥で採掘される赤間石という石が原料です。赤間石は硯には欠かせない、墨をすり下ろすための細やかな凹凸がまんべんなく含まれているので、伸びの良い墨をすることができるのです。また、赤間石は細工がしやすく、美しい装飾を施すことが多いので、赤間硯を愛用する書道家は多くいます。

中国地方には多くの伝統的工芸品がある

中国地方には備前焼や熊野筆、萩焼など、全国でも有名な伝統的工芸品が多くあります。伝統的工芸品はその地方の伝統を形に表した物なので、旅行のお土産や、日本文化に興味のある海外の方への贈り物に最適です。岡山県にお立ち寄りの際、あるいは岡山県ならではの贈り物を探しているのであれば、備前焼がおすすめです。

 

「末石窯」では、伝統的な備前焼の皿や湯飲みはもちろん、スマホスピーカーやアクセサリーなども取り扱っております。どの作品も作家が一つ一つ丁寧な技術で、心を込めて作った作品です。ぜひ、店舗やネットショップをご覧ください。

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