バレンタインは器で特別に。あま〜い日常の作り方
バレンタインは器で特別に。あま〜い日常の作り方

9月からブログの更新が空いてしまいましたが、末石窯は相変わらず土と格闘しながら元気に制作しています。
この時期は土と!というより冷たい水と格闘ですね・・・
お知らせもあるので最後まで読んでもらえると嬉しいです!
今日は季節ネタで、バレンタインデー×食器の話を。チョコを渡す日でもあるけれど、私はどちらかというと「一緒に食べる時間をつくる日」だと思っています。
器が変わると、いつもの食卓がふっと特別になります。
バレンタインは「器」で雰囲気が決まる
ちょっとの余白が大人っぽさを作る
バレンタインの甘いものは、たくさん盛るより「ちょこん」と置く方が雰囲気が出ます。
豆皿や小皿の余白は、料理の一部みたいに効いてくるんですよね。器の縁から生まれる空間が、チョコレートやお菓子を引き立てて、見た目にも落ち着いた印象を与えてくれます。
特に、手作りのお菓子は少し不揃いだったり素朴だったりするものですが、余白のある器に乗せると、その「手作り感」がかえって味わいになります。買ってきたチョコレートでも同じ。ラッピングから出して器に盛り直すだけで、ぐっと丁寧な印象に変わります。
色と質感が、チョコの印象を変える
器の色や質感によって、チョコレートの見え方も変わります。
白やアイボリーの器なら、チョコレートの茶色がくっきりと映えて、視覚的にもおいしそう。逆に、黒やグレーの器を使えば、シックで大人っぽい雰囲気に仕上がります。あえて暗い色の器を使うときは洋風にするなら好きな柄のペーパーパプキンをチョコの下に使い。和風ならお抹茶のときに使い懐紙をチョコの下に敷くのも効果的です。
また、つやのある釉薬の器は華やかさを、マットな質感の器は落ち着きをもたらしてくれます。末石窯の器も、焼成によって表情ががらりと変わるので、その日の気分や相手の好みに合わせて選んでみてください。
「チョコ専用」にしないのが続くコツ
バレンタインのために買った器が、イベントが終わると眠っちゃうのはもったいない。
普段の取り皿や朝ごはんにも使えるものだと、毎年この季節に自然と出番が来ます。「年に一度しか使わない器」より、「この季節になると自然と手が伸びる器」の方が、暮らしになじんでいきます。
たとえば、豆皿は漬物やおつまみ、薬味を乗せるのにも便利。小皿は取り分け用にも、一人分のデザート皿にもなります。「バレンタイン以外にも使える」という視点で選ぶと、器が増えすぎることもなく、結果的に長く愛用できるようになります。
甘いものに合う、小さな器の使い方
豆皿にのせるだけで”ちゃんと感”
生チョコ、クッキー、いちご。
豆皿は「のせるだけ」で完成するから、手作りでも買ったものでも成立します。バレンタインのテーブルが一気に整います。
豆皿のいいところは、何も考えなくても絵になること。お菓子を並べるだけで、それっぽい雰囲気が完成します。一人ひとりに豆皿を用意すれば、取り分ける手間もなく、見た目も統一感が出ます。
さらに、豆皿を複数枚使って、チョコの種類ごとに分けるのもおすすめ。ミルクチョコ、ビターチョコ、ホワイトチョコをそれぞれ別の豆皿に盛れば、ちょっとしたチョコレートの詰め合わせみたいに見えて、テーブルが華やかになります。
小皿は”甘い+しょっぱい”が楽しい
甘いだけだと飽きるので、塩気を少し混ぜるのがおすすめ。
チョコ+ナッツ、いちご+チョコ+ひとつまみの塩。小皿があると、こういう組み合わせがやりやすいです。
甘じょっぱい組み合わせは、味に奥行きが出て、少量でも満足感があります。たとえば、塩キャラメルチョコとローストアーモンドを一緒に盛ったり、いちごに少しだけ塩を振ってチョコレートソースを添えたり。
小皿のサイズ感だと、こうした「ちょっとした工夫」が映えます。大きな皿だと寂しく見えてしまうような組み合わせも、小皿ならちょうどよく収まります。
形のバリエーションで遊ぶ
豆皿や小皿には、丸、四角、楕円、花型など、いろんな形があります。
同じ料理でも、器の形が変わると印象がガラリと変わるのが面白いところ。丸い豆皿はやさしい雰囲気、四角い豆皿はモダンな印象、花型の豆皿は可愛らしさを演出してくれます。
テーブルに複数の形を並べてもいいし、あえて同じ形で統一してもおしゃれ。器の選び方ひとつで、バレンタインの空気感を自由に作れます。
ディナーと飲み物は「温かい器」で勝つ
冬のバレンタインは鍋・スープが強い
2月のバレンタインは寒い。だから、温かいものが正義です。
鍋の取り皿、とんすい、小鉢。ここが整うと「バレンタイン ディナー」っぽさが自然に出ます。
バレンタインというと甘いものに注目が集まりがちですが、実はメインのディナーこそが一緒に過ごす時間の中心だったりします。冬の夜に温かい鍋を囲む時間は、それだけで特別な空気を作ってくれます。
取り皿やとんすいを、いつもより少しだけ丁寧に選んでみる。それだけで、「ちゃんとした食卓」になります。末石窯の器なら、手仕事のぬくもりが加わって、さらに居心地のいい時間になります。
スープ皿・小鉢で”前菜感”を演出
鍋だけでなく、ポタージュやコンソメスープを小ぶりのスープ皿で出すのもおすすめです。
前菜としてスープを出すと、それだけでコース仕立てのディナーっぽくなります。小鉢にサラダやマリネを盛って、ゆっくり食べ進めていく。そんな時間の流れが、バレンタインの夜を豊かにしてくれます。
スープ皿や小鉢は、普段の朝ごはんや一汁三菜にも使えるので、まさに「続く器」の代表格です。
酒器・マグで”二人の時間”が完成する
甘いものだけじゃなくて、飲み物まで器をそろえると空気が変わります。
日本酒でも、ホットチョコでも、コーヒーでも。器があると「一緒に飲む時間」がちゃんと形になります。
特に、二人分の器をペアで揃えると、その時間がより特別に感じられます。お揃いじゃなくても、色違いや形違いでさりげなくペア感を出すのも素敵です。
日本酒なら徳利とぐい呑み、ワインならタンブラーやフリーカップ、コーヒーならマグカップ。飲み物に合わせた器を選ぶことで、「飲む」という行為が、ただの水分補給ではなく、ひとつの体験になります。
温かい飲み物は、器の温もりも味わう
冬の夜に温かい飲み物を手に持つ時間は、それだけで心が落ち着きます。
陶器の器は手に持ったときの温かさ、重み、質感が心地よく、飲み物だけでなく器そのものを味わう感覚があります。末石窯の器も、手に馴染む形と温もりを大切に作っています。
ホットチョコレートやチャイ、ほうじ茶ラテなど、甘くて温かい飲み物をマグで楽しむ時間は、バレンタインの夜にぴったりです。
器選びのちょっとしたコツ
一点豪華主義でもいい
全部の器を揃えようとすると、予算も収納も大変です。
まずは「これだけは」という一点を選んでみてください。豆皿一枚、マグカップ一客。それだけでも、テーブルの雰囲気は変わります。
少しずつ、季節ごとに器を増やしていくのも楽しみのひとつ。バレンタインに豆皿、春に小鉢、秋にマグ…という風に、暮らしと一緒に器も育っていきます。
「自分が使いたい」を基準にする
バレンタインは相手を想うイベントですが、器選びに関しては「自分が使いたいかどうか」を大切にしてください。
自分が気に入った器なら、自然と丁寧に扱うし、長く使い続けたくなります。その気持ちが、結果的に「大切な人と過ごす時間」の質を上げてくれます。
手に取って選ぶ大切さ
可能であれば、実際に手に取って選ぶのがおすすめです。
写真で見るのと、実際に持ってみるのとでは印象が全然違います。重さ、手触り、縁の厚み、高台の感じ。そういう細かいところが、毎日の使い心地に直結します。
末石窯でも、実際に工房や取扱店で器を手に取っていただける機会を大切にしています。もし近くにお越しの際は、ぜひ実物を見にいらしてください。
まとめ:ただ贈るより、一緒に使う時間を贈る
バレンタインは、チョコの中身も大事だけど、いちばん残るのは「一緒に食べた時間」だったりします。
豆皿・小皿・取り皿・酒器やマグ。どれか一つでも器を変えると、普段の食卓が少しだけ特別になります。
器は、時間を形にする道具です。いつもと同じ料理でも、器を変えるだけで空気が変わる。
それは、器が「大切にしたい時間」を可視化してくれるからだと思います。
末石窯の器も、そんな時間の一助になれたらうれしいです。
バレンタインに限らず、日常の中のちょっとした「特別」を作るために、器を選んでみてください。
そして、大切な人と一緒に食べる、飲む、語らう。そんな時間を、どうぞ大切に!
【お知らせ】3月29日、和菓子ワークショップ開催決定!
春の訪れとともに、今年も和菓子ワークショップの季節がやってきます。
2026年3月29日(日)毎度おなじみの三宅先生をお迎えして、和菓子ワークショップを開催いたします。
三宅先生の丁寧な指導で、季節の和菓子作りを楽しみながら、末石窯の器で実際にお菓子を盛り付ける体験もしていただけます。作る楽しみ、盛る楽しみ、食べる楽しみ。五感で味わう贅沢な時間です。
詳細は後日ブログおよびSNSにて発表いたしますので、どうぞお楽しみに。
春の器と和菓子で、特別な一日をご一緒できることを楽しみにしております。
末石窯


