末石窯 「末石窯」では備前焼の伝統を守りながら、現代の流行に合わせて進化した作品を取り揃えております。

工芸品と民芸品の違いとは?伝統工芸品や伝統民芸品、美術品との違いも

備前焼の茶器セット

工芸品と民芸品、伝統工芸品や伝統民芸品、美術品の違いについて

この記事を読むための時間:3分

観光地に行くと、「民芸品」や「工芸品」と書かれた品物がよく目に入りますが、それぞれ名称も見た目も似ているため、違いが分からないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、工芸品と民芸品の違いや、伝統民芸品と伝統工芸品の違い、美術品との違いについて解説します。

民芸品と工芸品とは?

違いを説明する前に、そもそも民芸品と工芸品とはどういったものであるのか解説します。

民芸品とは

民芸品とは、日本を代表する思想家である柳宗悦が中心となり提唱した「民藝(みんげい)的工芸品」を略した言葉です。民芸品は元々は「下手物(げてもの)」と呼ばれた安物の品でした。しかし、柳宗悦と、盟友である濱田庄司や河井寛次郎らは、例え安く、派手な装飾はなくても、下手物には「健康な美」「平常の美」があるとして、「民藝品」と呼ぶようになりました。それが、民芸品となったのです。

工芸品とは

工芸品とは、日常生活において使用される道具の中でも、材料や技巧、意匠によって美しさも兼ね備えた物のことです。工芸は建築と同じく、応用芸術の一つとされます。

民芸品と工芸品の違い

先述の通り、民芸品と工芸品はどちらも人の手で作る手工芸品です。そのため、実は大きなくくりで言えば、違いはありません。では、民芸品と工芸品を分けるポイントはどこにあるのでしょうか。

民芸品と工芸品の分け方

民芸品と工芸品の違いは、用途と生産方法にあります。民芸品は、名もなき職人が日常で使う物として作るのに対し、工芸品は名のある職人が実用性を備えつつも、美術的な美しさを持つものが多いです。

伝統工芸品と伝統的工芸品の違いとは?

伝統工芸品の似た言葉に、伝統”的”工芸品があります。非常によく似た2つの言葉ですが、実は大きな違いがあるのです。伝統工芸品とは、長年受け継がれている技術や技法を用いて作られた工芸品です。一方、伝統的工芸品は、伝統工芸品の中でも昭和49年に制定された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基き、経済産業大臣が認定した物のみなのです。伝統的工芸品に選ばれるためには、以下の条件を満たさなければなりません。

 

  1. 一般の人々の日常生活に使用される工芸品であること
  2. 製造過程の主要部分が手工業的であること
  3. 100年以上の歴史を有し現在まで続く伝統的な技術や技法によって製造されたもの
  4. 100年以上の歴史を有し、現在まで続く伝統的に使用されてきた原材料であること
  5. 工芸品が製造される地域において10企業以上、または30人以上の従事者が製造に携わっていること

 

以上の条件を満たした物のみが、伝統的工芸品として売り出すことができます。

伝統工芸品と美術品の違い

伝統工芸品を扱う店を訪れると、「美術工芸品」と銘打たれた物もあります。また、茶碗や皿など、生活に使うものなので、分類としては「工芸品」となるものが「美術品」として紹介されていることもあります。このように、工芸品と美術品も時に混合されがちです。なぜ、茶碗や皿などの工芸品が、美術品とされることがあるのでしょうか。その理由は実用性にあります。茶碗や皿の中には、実用性を度外視した高級な素材が使われていたり、複雑なデザインであったりします。実用性よりも美術性が高いと判断された際は、工芸品も美術品となるのです。

民芸品と工芸品の違いは用途と生産方法にある

民芸品と工芸品はよく似ていますが、詳しくひも解くと用途と生産方法によって区別されます。また、伝統工芸品の中でも、一定の条件を満たした物だけが伝統的工芸品を名乗ることができるのです。この伝統的工芸品は、1200ほどある伝統工芸品の中でも200ほどしかありません。そのうち、岡山県は勝山竹細工備前焼が伝統的工芸品として登録されています。

 

「末石窯」では、この備前焼の伝統を守りつつ、新しい時代との融合品も積極的に生産しています。茶碗や皿の他に、備前焼のグラスやスマホスピーカーなど様々なアイテムを取り扱っておりますので、ぜひ岡山にお越しの際は、末石窯にもお立ち寄りください。また、アイテムはネットでも取り扱っておりますので、ネットショップもご覧くださいませ。

コメントは受け付けていません。