伝統工芸品を通販で買う時の注意点とは?詐欺サイトの見分け方も解説
伝統工芸品を通販で購入する際の注意点について
この記事を読むための時間:3分
インターネットが発達した昨今、さまざまな物がネット通販で購入できるようになりました。昔は実際にお店に行かなければ買えなかった物も、クリックひとつで購入できるのは非常に便利になったと言えます。しかし、その反面でいい加減なサイトや詐欺サイトもあるため注意が必要です。そこで今回は、工芸品を通販で購入する際の注意点や、詐欺サイトの見分け方を解説します。
目次
工芸品を通販で購入する際の4つの注意点
工芸品を通販で購入する際、いい加減なサイトで購入してしまうと、アフターサービスがなかったり、イメージしていた物とは異なる物が届いてしまったりと、様々なトラブルにあってしまう場合があります。工芸品を通販で購入する際は、次の4つのポイントに注意しましょう。
手入れや修理方法がきちんと記載されているか
工芸品の多くは、自然の素材をそのまま使って作られています。そのため、例えば焼き物の食器であれば、食洗器が使えなかったり、布製品ならば洗濯機ではなく、手もみ洗いをしなければならなかったりと、手入れをする際に注意しなければいけない点があります。それらの注意点を知らずに、間違った方法で手入れをしてしまうと、壊れてしまうこともあるので、注意が必要です。
また、工芸品は長く使って傷んだり壊れたりしても、修理できる場合があります。そんな時に、修理方法や修理の相談ができる連絡先が書いてあれば安心です。ネット通販では、販売ページやサイトに、手入れや修理方法、品物についてさらに詳しく聞きたい時の連絡先がしっかり明記してあるかを確認しましょう。
原材料の産地は明記されているか
原材料の産地もしっかりと確認しましょう。いい加減なサイトでは、本来ならばその土地の原材料を使っていなければいけないのに、他県や外国から仕入れた材料で作った物を販売していることがあるからです。原材料の産地の他に、原材料についての説明も書かれていれば、なお良いでしょう。
商品画像は鮮明か
工芸品は決して安いものではないので、しっかり納得をして購入したいもの。しかし、ネット通販では実物に触ったり、間近に寄って細部を見たりすることができません。そのため、商品がどのような物かを知るには商品画像を確認するしかないのです。商品画像が荒かったり、画像数が少なかったりする場合は、細かな模様が確認できなかったり、近くに寄ってみたら気に入らなかったりと、届いた物が想像と違ってがっかりすることもあるので、注意が必要です。画像が鮮明で枚数が多いサイトで探すか、販売者に連絡を取り、他の画像も見せてもらうようにしましょう。
詐欺サイトにも注意!見分け方とは?
残念ながら、ネットには多くの詐欺サイトが存在します。詐欺サイトで買い物をしてしまうと、お金だけ取られてしまったり、クレジットカードの情報が抜き取られたりする被害にあう可能性があるので、詐欺サイトには細心の注意を払うべきです。詐欺サイトの見分け方を解説します。
日本語が不自然
詐欺サイトの中には、外国の詐欺グループが運営するサイトもあります。その場合、日本語が不自然であることが多いので、少しでも日本語がおかしいと感じたら、そのサイトでの買い物は避けるのが賢明と言えます。もし、詐欺グループでなくても、日本語に対応していないと、トラブルがあった時にスムーズに解決できないからです。
販売者の情報、特定商取引法についての明記が不十分
ネットショップを開く際には、特定商取引法という法律に基づき、販売者の情報を明記しなければいけません。しかし、販売者についての情報が書いてなかったり、不十分であったりする際は、詐欺サイトである可能性が高いので注意しましょう。
伝統工芸品の通販購入は信頼できるショップで
伝統工芸品をネットで購入する際は、いい加減なサイトや詐欺サイトでないか、商品の情報や販売者の情報はしっかりと明記されているか十分に確認しましょう。伝統工芸品はネットで手に入れることもできますが、現地に赴いて買うこともおすすめです。工芸品が生まれた背景や、職人の作業風景などにも触れることができるでしょう。岡山県にお越しの際は、ぜひ「末石窯」にお立ち寄りください。展示販売をしているギャラリーや実際に使用している窯を見学することもできます。「末石窯」はネットショップも充実しておりますので、備前焼にご興味があれば、ぜひサイトもご覧くださいませ。
前の記事へ
« 陶器はカビが生えやすいのは本当?その理由や除去方法を解説